富山湾の魚が美味しいヒミツ!
富山湾は本州中部の日本海側に位置し、深さは1,000m以上あり日本海側で最も深く大きい湾です。
富山湾は西部の氷見地域を除き一般に大陸棚の発達が悪く、海岸から急に深くなり海底谷が分泌しています。そして背後の高い山地から流れ下る諸河川により栄養塩類が運ばれてきます。
富山湾には南からの対馬海流(暖流)の一部が湾曲して流れ込み、季節により暖流の魚がとれます。また北からの冷たい流れと日本海固有冷水と呼ばれる深層水があり、北方系の魚も深い海にすむ魚もとれるため、魚の種類が豊富です。
富山湾の漁業は日本海中部など近海で操業する漁業もありますが、湾内沿岸部の定置網で魚をとる漁業も盛んで、早朝に定置網から魚を獲ってすぐに漁港の市場へ水揚げし、そこから県内外の消費地へ運びます。
このため高岡水産市場へも朝のうちに県内の各漁港から魚が届きすぐに鮮魚店やスーパーなどへ渡され、その日の午前中に店頭に並び消費者の目にふれます。この新鮮さが最大の魅力で、美味しさの秘訣でもあります。